2009年8月6日木曜日

8月1日新島クルージング2日目/もんた


今日の新島までの距離は約70kmと昨日のほぼ半分。出航はゆっくりで7:45だった。

曇り空で、出航後しばらくして小雨も降ってきたが、伊東を離れ南下するに連れてどんどん天気が良くなってくる。大島が薄く見える頃、落水救助の練習を2回連続して実施。(本当は落とした物の回収ですが)みんなが大きな声で怒鳴りあってセールを降ろす中、小山さんのナビゲーション指示は沈着冷静的確でした。今来たルートをたどる時にGPSは実に便利だなあと関心してしまいました。その後たつやが鯖をゲット。直ぐにシェフ福田さんがさき、15分後には刺身でみんなの胃袋に納まりました。甘くてとろっとしていて、今まで食ったことのなかった位旨かった。

大島の輪郭を遠く望んだ後、利島、鵜渡根島(横から見ると猫がねずみを追いかけている様)、そして新島が見えてくる。この頃にはもう晴天・東風順風・波穏やかで滅多にないグッドコンデションとのCYBC先輩方の言。本当に伊豆の島が次々と現れてくるという感じでした。鵜渡根島と新島の間には潮目のような尖った波と白い泡の筋があり、このあたりの潮の流れは複雑との話を聞きました。新島は海に向かって崩れ落ちている部分が良く見える。沢伝いに崩れて土石がむき出しになっている。その崖を過ぎ、低地になった所に港があった。既に10数艇ほどのヨット・モーターボートが停泊していて、一度外に出てスターンアンカー(ツタンカーメンと間違えないように)の準備をしてから再度着岸に挑んだ。岸壁に直角にバウを向ける「槍付け」で、岸壁に上がるのは海に落ちそうでちょと怖い。

着岸のドタバタが終わると、子供達は隣の砂浜へ海水浴へ、大人達は夕食・朝食の買出しへ行く。夕食はそうめんにかつおのたたき(パック物で味は不評)、焼き鳥など。そしてビールを腹いっぱい。もしかして肥って帰るかも?

夜、釣師根本さんに連れられて、Jrはいか釣りに出掛けたようですが、釣果は無かった模様。涼しい風が吹いていたので、またも寝心地が良い夜でした。昨晩も思いましたが、デッキやコックピットにブルーシートを架けて寝たり、テントを張ったりと、「ヨット乞食」という言葉を思い出しました。まるで日頃の行ないのご褒美のような恩恵に預かり、島から島へのクルージングに絶好の日和をもらった一日でした。

今日帰る小笠原さんに見送ってもらった出航直後の写真